SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)
AWS SAA の模擬試験をどう使うか|点数より見るべきところ
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結論から言うと
SAAの模擬試験は「自分が今何点取れるか」を確認する道具ではなく、「どの分野・どの観点で間違えているか」を洗い出す道具として使うほうが、本番に向けた学習効率が上がります。模試で高得点を取ることが目的ではなく、弱点の特定と改善が目的だという視点で使い方を整理しました。
この記事でわかること
- 模擬試験を「点数測定」ではなく「弱点発見」として使う考え方
- 間違えた理由を3分類(用語の取り違え・条件の読み飛ばし・知らなかった)する習慣
- 分野別正答率の確認方法と、どこに時間を使うべきかの判断
- 直前に高得点を狙って解き直しをすることが意味の薄い理由
先に結論:模擬試験は「点数を測る道具」ではなく「弱点を洗い出す道具」です
2022年にSAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate)を受けたとき、模擬試験の使い方を途中で変えました。最初は「本番に近い状態で解いて今の点数を確認する」という使い方をしていましたが、これだと模試の後に何をすればいいかが見えにくいことに気づきました。
模擬試験の本来の使い道は、弱点を洗い出して次に何を勉強するかを決めることだと思っています。この記事ではその使い方を整理します。模試の点数と本番のスコアは別物です。SAAはスケールドスコアという方式で採点されるため、模試の正答率がそのままスコアになるわけではありません。受験手続きの情報はSAAの申し込み手順と受験料にまとめています。
合否には個人差があります。模試の点数が何点だからといって合格が保証されるわけではなく、当サイトが合格を約束するものでもありません。
⚠️ 注意点
模擬試験の正答率と本番のスコアは必ずしも一致しません。公式が公開しているスコアリングの説明によると、SAAはスケールドスコア方式で採点されます(2026年8月1日時点で公式サイトを確認。変更される可能性があるため最新は公式でご確認ください)。模試で8割正解できても本番が合格ラインに達するとは限らず、逆に模試が7割台でも本番で通る可能性もあります。合否の判断材料として模試の点数を使いすぎないほうがいいです。
模擬試験を「弱点発見ツール」として使う考え方
点数より見るべきものがある
模試を解き終えたあと、多くの人が最初に目を向けるのは合計の正答率だと思います。「75%だった」「68%だった」という数字は確認するとして、次に見るべきは「どの分野で何問間違えたか」です。
SAAの出題は4つの分野に分かれています。「セキュアなアーキテクチャの設計(30%)」「弾力性に優れたアーキテクチャの設計(26%)」「高性能なアーキテクチャの設計(24%)」「コストを最適化したアーキテクチャの設計(20%)」という構成です(2026年8月1日時点で試験ガイドを確認した値。変更の可能性があるため最新の試験ガイドで確認してください)。分野ごとの正答率を確認すると、「自分がどこを苦手にしているか」が数字で見えます。出題範囲の詳細についてはSAAの出題範囲と配点も参考にしてください。
全体の正答率が6割台でも、セキュリティ分野だけが4割で他は7〜8割、という状態と、全分野で6割前後という状態では、次の勉強の方向が変わります。特定分野が弱いなら、そこに時間を集中させる。全分野が低いなら、インプット全体を見直す、という判断ができます。
問題演習サービスの分野別集計機能
問題演習サービスによっては、問題にタグや分野が付いていて、分野別の正答率を自動集計してくれるものがあります。この機能があると、解いた後に手作業で集計しなくて済むため、時間が節約できます。
サービスにこの機能がない場合は、間違えた問題の横に自分で「ネットワーク」「ストレージ」「IAM」などのメモを付けて、問題数と分野を手で集計する方法もあります。手作業ですが、「今月のネットワーク分野の間違いは15問中6問」という数字が出ると次の行動が明確になります。
教材の選び方や問題演習サービスの比較についてはSAAの問題集はどれを使うかにまとめています。
間違えた理由を3分類する習慣
なぜ分類するのか
模試で間違えたあと、解説を読んで「なるほど」と納得してから次の問題に進む、という使い方が多いと思います。私もそうでした。しかし「なるほど」で止まると、同じ観点で再度間違えることがあります。
間違えた理由を言葉にすることで、対処の方向が変わります。私は次の3種類に分類していました。
| 分類 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| 用語の取り違え | 名前が似た2つのサービスを混同していた | 対比表を作って整理する |
| 条件の読み飛ばし | 設問の前提条件を見落として答えを選んだ | 問題文の読み方を変える |
| 純粋に知らなかった | そのサービスや機能を知らなかった | 公式ドキュメントか参考書を確認する |
この3つで分類できない問題もありますが、大半はこのどれかに当てはまりました。分類するだけで、次に何をすればいいかが明確になります。
たとえば「用語の取り違え」が連続して出ているなら、紛らわしいサービスをまとめた対比ノートを作る。「条件の読み飛ばし」が続いているなら、問題文を読む順番を変える。「知らなかった」が多いなら、インプット不足なので参考書か公式ドキュメントに戻る。このように対処が分類によって変わります。
「コスト最小」という条件を見落とした問題が何週かの間に5問ありました。分類してみると全部「条件の読み飛ばし」でした。そこで問題を読む順番を変えて、先に設問末尾の「次のどれが最も〜か」を確認してから選択肢に移るようにしたところ、このパターンのミスがほぼなくなりました。
「なぜ選んだか」も記録する
間違えた問題で、「なぜその選択肢を選んだか」を一言メモしておくと、後で見返したときに「そのとき何を考えていたか」がわかります。
たとえば「SQSを選んだ。SNSとSQSの違いが曖昧だった」と書いておくと、次に見返したときにどの知識が抜けていたかが明確です。解説を読んで正解を知るだけでは、自分が何を誤解していたかが残りません。このメモを後から読み返すと、「同じパターンで何度も間違えていた」「AWSのサービス名の混同が多い」という傾向に気づけます。傾向が見えると、対策の優先順位が立てやすくなります。
分野別正答率の確認と次の行動の決め方
分野別正答率から見えること
模試を1セット解き終えたあと、分野別の正答率を確認します。
- 特定の分野が突出して低い:その分野のインプット不足か、特定のサービスの理解が浅い可能性がある。弱い分野に時間を集中させる
- 全分野が均等に低い:全体的なインプット量が足りないか、問題文の読み方に課題がある可能性がある
- 1つの分野だけ突出して高い:その分野の練習は少し減らして、弱い分野に時間を配分する
このように、分野別の数字から次の勉強の優先順位を決める材料が得られます。「合計で7割だった」という情報だけでは次のアクションが決まりにくいですが、「コスト分野だけ5割だった」という情報があれば「コスト分野を重点的にやる」という判断ができます。
見直す量と時間のバランス
模試を1セット65問解いて、間違えた問題が20問だったとします。20問を全て徹底的に分析するのが理想ですが、時間が限られているときは「同じ分野に集中している間違い」を優先します。5問の間違いが同じ分野のセキュリティグループとネットワークACLの区別に集中しているなら、そこを潰すほうが費用対効果が高いです。
全部の間違いを均等に扱う必要はありません。分野別に集中しているパターンを先に潰す、という優先順位の付け方が効率的でした。
継続して追跡する
1回の模試だけで判断するのではなく、複数回の模試の結果を見て「特定の分野が継続して低い」「用語の取り違えが減ってきた」という変化を確認します。
1回の模試は問題セットの偏りで分野別正答率が変わることがあります。2〜3回の模試の傾向を見ると、本当の弱点が見えてきます。
✅ ここだけ読めばOK
模試の後に行う3ステップ
1. 分野別正答率を確認する(どこが弱いかを数字で把握)
2. 各間違いを3分類する(用語・条件・知識のどの問題か)
3. 同じ分類・分野に集中しているパターンを優先的に対処する
直前に高得点を狙う解き直しが意味の薄い理由
解き直しで点数が上がっても
試験の直前に、過去に解いた模試を解き直して高得点を出したくなることがあります。答えを覚えている問題を正解しても、本番の見知らぬ問題では通用しません。
解き直しには価値がありますが、答えを覚えているから正解するのと、理由から導いて正解するのは別物です。答えが頭にある状態で解き直した正答率は、実力の指標にならないことに注意が必要です。
試験直前に「90%取れた!」という数字は気持ちの安心材料にはなりますが、本番の点数の予測ではありません。この安心感は時として「もう十分やった」という思い込みにつながり、残り時間の使い方を誤ることがあります。
⚠️ 注意点
受験直前に模試の解き直しをして90%を超えた正答率を見ても、それは本番の予測にはなりません。答えを記憶しているから正解できているからです。直前の時期に模試を使うなら、新しい問題セットか、少なくとも2〜3か月前に解いたものを使う方が実態に近い確認になります。合否には個人差があります。
直前の模試の意味ある使い方
直前に模試を使うなら、点数の確認より次の目的に絞るほうが実用的だと思います。
- 時間感覚の確認:65問を130分で解く集中力のシミュレーション。特に終盤の疲れた状態でも判断できるかを確認する
- 今の弱点の再確認:新しい問題で間違えた分野を最後にもう一度確認する
- 問題の読み方の確認:条件を見落とさないか、選択肢の絞り方が身についているかを確認する
- 本番の環境に慣れる:タイマーを設定して時間を意識する練習になる
「本番まであと3日に模試を解く」のは問題ありませんが、その点数で「受かる・受からない」を判断しないことが大切です。前日の過ごし方についてはSAA直前チェックリストに書きました。
模試のスコアと本番スコアの関係を整理する
スケールドスコアとは何か
SAAのスコアは100〜1000のスケールで、合格ラインは720です(2026年8月1日時点で公式サイトを確認した値。変更される可能性があるため最新は公式でご確認ください)。
「720/1000だから72%」とは読めません。公式の説明によると、スケールドスコアは問題ごとの難易度が重み付けされた値です。素点の正答率と一対一で対応するわけではないため、模試で72%の正答率だから大丈夫、とは言えません。
また、模試サービスによっては独自の採点をしているため、本番のスコアの予測精度も異なります。模試の点数はあくまで「今日の演習における参考値」として扱い、本番の予測には使いすぎないほうが精神的にも安定します。
合格ラインの見方
合格ライン720という数字を「72%取ればいい」と読んで目標正答率を設定する方がいます。スケールドスコアの仕組み上、これは正確ではないのですが、目安として「模試では75〜80%を安定して取れる状態を目指す」という使い方自体は悪くないと思います。重要なのは、模試の正答率が高くなることが目的ではなく、本番で合格ラインを超えることが目的だという整理です。
模試の回数と質の考え方
回数を積めばいいわけではない
「模試を何セット解けばいい?」という問いに対して、私は「回数より一問一問の分析の深さ」と答えます。
10セット分の問題を流し読みするより、1セット65問を解いて全問の間違いを分析するほうが、弱点の把握と改善につながります。回数は多いほうが問題パターンへの慣れになりますが、分析なしで回数だけを積んでも、同じパターンのミスを繰り返すループから抜けられません。
私は勉強期間全体で4〜5セット分を使いました。1セット解くたびに間違いを分析し、次のインプットに反映させてから次のセットに進む、というサイクルにしていました。
模試と日常問題演習の使い分け
日常の問題演習と、「本番を模した通し練習」は別物として使い分けていました。
- 日常の問題演習:分野別に絞って解く、間違いを即座に分析する、量をこなしてパターンに慣れる
- 模擬試験(通し):65問を一気に解く、時間感覚を確認する、本番環境のシミュレーション
通しで解く模試は、仕上がりの確認と時間感覚のシミュレーションに使い、日常は分野別の弱点を潰す演習に使う形が機能しました。
合格までの全体的な流れはSAA合格までの記録にも書いています。
模試を使った週のスケジュール
模試週の進め方
私が模試を中心に置いた週の流れを書きます。
- 土曜午前:65問通しで解く(タイマーで130分を意識する)
- 土曜午後:分野別の正答率を確認し、間違いを3分類する
- 土曜夕方〜夜:弱点分野の公式ドキュメントか参考書を確認する
- 日曜:弱点分野に絞った問題演習を20〜30問
- 翌週の平日:通常の日常演習に戻る
模試を解くだけで終わらず、当日かその翌日に分析まで終わらせることが重要です。後回しにすると解いたときの感触が抜けて、なぜその選択肢を選んだかが思い出せなくなります。「この問題は何となく1番が正しそうと思って選んだ」という感触は、翌日には消えています。
間違いノートへの記録
模試が終わったあとは、間違えた問題を間違いノートに追記します。分類と分野を書いておくと、次の模試との比較で「この分類の間違いが減ったか」が確認できます。
間違いノートは前の週の模試と今週の模試を並べて比較することで、「特定の分野が改善した」「新たな弱点が出てきた」という変化が見えます。記録は学習の地図になります。
間違いノートを使った勉強の進め方についてはSAAの難易度と勉強時間の目安に書いています。また、出題分野の詳細な構成についてはSAAの出題範囲と配点を参考にしてください。
模試で見えにくいこと
時間配分の問題は通しでしか見えない
模試を分野ごとに分割して解いていると気づきにくいのが、時間配分の問題です。65問を130分で解くとき、前半の30問に時間を使いすぎて後半を急ぎすぎるパターンがあります。
私は最初の通し練習で、前半に時間をかけすぎて後半の10問をほとんど確認できなかった経験がありました。1問2分という計算は均等に使えるわけではなく、問題ごとに読む量と考える量が違います。長い設問に引きずられて、後半の時間が足りなくなるケースは多いと聞いています。
こうした時間配分の問題は、分野別の演習だけではわかりません。定期的に通しで解く練習が必要な理由のひとつです。
ひっかけ問題のパターン
模試で繰り返し引っかかる問題があるとき、間違いの理由を「用語の取り違え」で片付けているだけでは改善が難しい場合があります。設問の構造として「最も〜でない」「除いて」「最初にすべき」といった条件が紛れ込んでいる問題があります。
こうした設問の形に慣れていないと、内容の理解があっても答えを取り違えます。これは「条件の読み飛ばし」分類に入りますが、設問の型への慣れという別の側面もあります。ひっかけ問題の型についてはSAAで引っかかりやすい問題の型に書きました。
模試の選び方と注意点
解説の質を最初に確認する
模試サービスを選ぶとき、問題数や価格と同じくらい「解説の質」を確認することが重要だと思います。
正解と不正解の選択肢について、「なぜこれが正解か」だけでなく「なぜ他の選択肢が不正解か」まで書いてある解説と、正解の理由だけ書いてある解説では、弱点を特定する際の効果が違います。後者のタイプの解説だと、間違えた理由を自分で分析しにくくなります。「なぜ他の3つがダメなのか」を言葉にすることで、類似した問題に応用できる理解が生まれます。
特に選択肢が4つあるSAA形式では、「残り3つを論理的に除外できる理由を説明できるか」が理解の深さの指標になります。これが言えない状態で正解していても、設問の言い回しが変わると答えられなくなります。解説でこの部分を丁寧に説明しているサービスかどうかを最初に確認することをすすめます。
最初に無料の問題セットや公式のサンプル問題で感触をつかんでから有料サービスを選ぶのが安全です。
問題の鮮度と試験の改訂
SAAの試験は定期的に改訂されます。古い問題セットには、現在の試験ガイドでは出題されないサービスや仕様が含まれることがあります。問題サービスが最後に更新されたのがいつかを確認することも選択の際の参考になります。
試験の改訂に合わせて問題セットが更新されているサービスを選ぶほうが、本番との乖離が少なくなります。私が使ったサービスが現在も最善かどうかは確認が取れていないため、サービスの比較についてはSAAの問題集はどれを使うかを参照してください。
複数サービスを掛け持ちするリスク
複数の問題演習サービスを並行して使うと、同じ問題に対して解説が微妙に異なることがあります。「Aのサービスではこの選択肢が正解で、Bのサービスでは別の選択肢が正解」という状況が起きると、どちらを信じるかで混乱します。
この混乱を避けるために、私は1つのサービスを使い込む方針にしていました。解説の一貫性が保てるほうが、間違いの分析もしやすくなります。問題集の選び方についてはSAAの問題集はどれを使うかも参考にしてください。使い込む前に他のサービスを追加すると、どちらも中途半端になりやすいです。
模試で見えにくいこと
時間配分の問題は通しでしか見えない
模試を分野ごとに分割して解いていると気づきにくいのが、時間配分の問題です。65問を130分で解くとき、前半の30問に時間を使いすぎて後半を急ぎすぎるパターンがあります。
私は最初の通し練習で、前半に時間をかけすぎて後半の10問をほとんど確認できなかった経験がありました。1問2分という計算は均等に使えるわけではなく、問題ごとに読む量と考える量が違います。長い設問に引きずられて、後半の時間が足りなくなるケースは多いと聞いています。
こうした時間配分の問題は、分野別の演習だけではわかりません。定期的に通しで解く練習が必要な理由のひとつです。時間の使い方についてはSAA直前チェックリストでも触れています。
ひっかけ問題のパターン
模試で繰り返し引っかかる問題があるとき、間違いの理由を「用語の取り違え」で片付けているだけでは改善が難しい場合があります。設問の構造として「最も〜でない」「除いて」「最初にすべき」といった条件が紛れ込んでいる問題があります。
こうした設問の形に慣れていないと、内容の理解があっても答えを取り違えます。これは「条件の読み飛ばし」分類に入りますが、設問の型への慣れという別の側面もあります。ひっかけ問題の型についてはSAAで引っかかりやすい問題の型に書きました。
自分が得意だと思っている分野への油断
模試で得意分野の正答率が高いと、「ここはもう大丈夫」と判断してその分野の演習をやめてしまうことがあります。ただし、高い正答率が「よく出る問題に慣れているから」という理由の場合があります。
得意分野でも「久しぶりに解くと落ちる問題がないか」を定期的に確認する価値はあります。直前期の分野確認についてはSAA直前チェックリストに書きました。
まとめ
模擬試験は学習サイクルの中核に置くべきものですが、使い方を間違えると「解くだけで満足して終わる」作業になります。点数を見て一喜一憂するのではなく、「どの分野で」「どういう理由で」間違えているかを把握するために使うことが大切です。
模試を最大限に活かす方法を改めて整理します。
- 分析のために解く:合計正答率は参考情報にとどめ、分野別の傾向を把握することを目的にする
- 間違いを3分類する:「用語の取り違え」「条件の読み飛ばし」「純粋に知らなかった」で分けると対策が変わる
- 弱点分野に絞って演習する:模試翌日に弱点分野の問題を集中的に解く
- 直前の解き直しは慎重に:答えを覚えた問題を繰り返しても実力の確認にならない
- 通しで解く練習も定期的に行う:時間配分の感覚は通しでしか鍛えられない
- スケールドスコアと正答率を混同しない:本番のスコアと模試の正答率は異なる計算になる
模試を「テスト」として受けるのをやめたら、準備している感覚が変わりました。弱点を見つけるための材料として使うと、間違えることへの焦りが減って冷静に分析できるようになりました。間違えた問題は「今後の伸びしろ」と考えられるようになった、というのが正直な感想です。
模試と並行して参考書での確認を進めた勉強の記録についてはSAA合格までの記録に書いています。また、本番前日の準備についてはSAA直前チェックリストも参考にしてください。
合否には個人差があり、当サイトが合格を保証するものではありません。掲載している学習法はあくまで一経験者の参考として活用してください。SAAを独学で進める考え方については独学でのSAA取得は可能かも参考にしてください。
よくある質問
模擬試験で何点取れれば本番に受かりますか?
模試の正答率と本番のスコアは別物です。SAAはスケールドスコアという方式で、素点の割合と合格ラインの720は一致しません。模試で8割取れていても本番が合格とは言えません。私は模試の点数を「受かるかどうか」の判断には使わず、「どこが弱いか」を確認するために使いました。
模擬試験は何回分やればいいですか?
回数より「間違いを分析する深さ」のほうが重要だと思っています。100問を2周するより、50問を1周して全問の間違いを徹底的に分析するほうが効果が高かったです。同じ問題をそのまま再解きして高得点を出しても弱点の確認にはなりません。
正答率が上がらないときはどうすればいいですか?
問題を解く量を増やすだけでは伸びにくいです。同じパターンで繰り返し間違えていないかを確認し、間違えた理由を言葉にする作業を省いていないかを振り返ってみてください。
分野別の正答率はどこで確認できますか?
問題演習サービスによって、分野別・タグ別で正答率を集計できるものがあります。ない場合は、自分で間違い問題に分野タグをメモして手で集計する方法もあります。