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SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)

AWS SAA 合格までの記録|使った教材と反省点

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結論から言うと

2022年にSAAに合格したときの記録です。合格ライン720を上回りましたが、参考書の2周目は費用対効果が低く、間違いノートを作らずに問題数だけこなした2週間は正答率がほとんど伸びませんでした。反省点を含めて時系列で整理しました。合否と必要時間には個人差があります。

この記事でわかること

  • 週ごとの進捗と正答率の推移(1週目5割→終盤8割台)の実記録
  • 参考書2周目を省いてよかった理由と、代わりにやったこと
  • 間違いノートなしで問題数を積んだ2週間が伸び悩んだ経緯
  • 使った教材の組み合わせと、今なら変えること

先に結論:合格ライン720を上回りましたが、反省点が多い記録です

2022年にSAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate)を受けたときの記録を書きます。タイトルに「合格体験記」と入っていますが、うまくいった話よりも「これは無駄だった」「ここで詰まった」という反省の割合のほうが多いです。同じ轍を踏まないための記録として読んでいただければと思います。

当時の私は情報システム部門でインフラを担当しており、AWSを触り始めて約2年でした。オンプレのインフラ運用は5年ほどの経験があります。勉強開始から受験まで約3か月、合計で約120時間をかけています。勉強時間の全体的な内訳はSAAの難易度と勉強時間の目安に書きました。

✅ ここだけ読めばOK

この記録のサマリ(2022年時点)
- 前提:AWS実務約2年。オンプレのインフラ運用5年ほど
- 期間:約3か月(平日1時間+土日3時間ずつ)
- 合計:約120時間
- 受験回数:1回
- 結果:合格ライン720を上回って合格
- 主な反省点:参考書2周目の非効率 / 間違いノートなしの問題消化期間

合否と必要な勉強時間は個人差が大きいです。この数字が自分にそのまま当てはまるとは考えないでください。


1週目〜2週目:全体像をつかむ(正答率5割前後)

最初にやったこと

まず公式の試験ガイドを読みました。10分もあれば読める分量ですが、「何を問われるか」の地図が手に入るので、最初にここを確認するのは外せないと思っています。2026年8月1日時点でも同様に公式ページで確認できます。変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式でご確認ください。

試験ガイドを読むと、出題が4つの分野に整理されていることがわかります。「セキュアなアーキテクチャの設計(30%)」「弾力性に優れたアーキテクチャの設計(26%)」「高性能なアーキテクチャの設計(24%)」「コストを最適化したアーキテクチャの設計(20%)」という構成です。比率が均されているため「この分野だけ捨てる」という選択が取りにくいことも、最初に確認できました。

次に市販の対策本を最初から読み始めました。ここでの目的は「全体をざっと通すこと」で、細部を覚えようとはしませんでした。精読せずにページをめくるだけの時間を意識的に作ったのは、AWSのサービス群の全体感を先につかんでおきたかったからです。知らないサービスの名前だけでも見ておくと、問題演習に入ったときに「名前だけは聞いたことがある」という状態が作れます。

最初の問題演習と正答率

全体像をぼんやりつかんだところで、問題演習を始めました。1週目に解いた問題の正答率は5割前後でした。

「半分しか合っていない」と感じるかもしれませんが、この段階では妥当な数字だと思っています。全体の地図があるかないかで、その後の吸収速度が変わります。問題を解いて「あの章に書いてあった気がする」と参照できる状態と、ゼロベースで考える状態とでは、学習効率が違いました。

問題を解いてすぐに解説を読むのが習慣の基本でした。正解した問題でも、なぜ他の選択肢が違うのかを確認しました。SAAの設問は「どれかひとつが明らかに間違い」ではなく「全部それなりに正しいが、この条件ではこれが最適」という作りが多いからです。引っかかりやすい設問の傾向についてはSAAで引っかかりやすい問題の型に分けて書きました。

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最初に模試を解いたとき、5割しか取れなくて正直焦りました。でも1問ずつ解説を読んで「どの観点から判断するか」をメモしていたら、2週目の終わりには6割台に上がっていました。暗記より「判断の型を学ぶ」ほうが伸びが早いと感じた最初の体験でした。


3週目〜5週目:分野ごとのインプット(正答率6〜7割)

インプットの進め方

全体像を一度流したあと、分野ごとに丁寧に読み直す時間を取りました。公式試験ガイドの4分野に合わせて順番に進め、読んだあとは必ずその分野の問題を10〜20問解く形にしました。

インプットと問題演習を交互にやることで、「覚えた直後に問われる」状態になり、記憶が定着しやすかったと感じています。1分野ずつ仕上げる形は、どこまで進んだかが把握しやすく、進捗の見通しも立てやすかったです。

間違えたときのメモの習慣

この時期は、間違えた問題については「なぜ間違えたか」を1行だけ書く習慣を続けていました。

  • 用語の取り違え(例:SQSとSNSの役割を混同していた)
  • 条件の読み飛ばし(設問の「コスト最小」を見落として可用性重視の選択肢を選んだ)
  • 純粋に知らなかったサービスや機能

この3種類に分けるだけで、次に何を勉強すればいいかが見えやすくなります。「用語の取り違え」が多いときは対策本の該当ページに戻る、「条件の読み飛ばし」が多いときは問題文を読む順番を変える、「知らなかった」のときは公式ドキュメントを引く、というように対処が変わります。模擬試験の使い方として詳しく書いたのがSAAの模擬試験をどう使うかです。

ハンズオンに時間を使った分野

セキュリティ分野、特にIAMは手を動かさないと身につかないと判断して、自分のAWSアカウントで実際にロールを作って操作してみました。読んだだけでは「ロールを引き受ける」感覚がわかりにくく、コンソールで動かしてみて初めて腑に落ちた部分がありました。

サーバーレス関連も同様です。Lambda・API Gateway・DynamoDBを組み合わせた小さな構成を1から作って、動作確認して、最後にリソースを削除するまでを1セットにして進めました。このハンズオンに20時間ほど使っています。ハンズオンで作ったリソースは必ず削除することが重要で、削除忘れがあると課金が続くため、「作る→確認する→消す」の流れをセットにしていました。

分野ごとの難しさの違い

4分野で難しさの質が違いました。

セキュリティ分野(30%)は、IAMのロール・ポリシー・ユーザー・グループの関係をきちんと整理することと、鍵の管理(KMSとシークレットの使い分け)が中心でした。オンプレでActive Directoryを扱ったことがあったので権限設計の概念自体は入りやすかったですが、「一時的に権限を借りる」ロールの考え方はオンプレとの違いがあって慣れに時間がかかりました。

弾力性の分野(26%)は、マルチAZとマルチリージョンの違いや、どのサービスが自動でフェイルオーバーするかを整理する作業が中心でした。業務で冗長化の設計をしたことがあったので概念は入りやすかったです。

高性能の分野(24%)は、キャッシュの使い所やデータベースの読み取り性能をどう上げるかという話で、CloudFrontとElastiCacheとRDSのリードレプリカの使い分けが問われる印象でした。「どのサービスを使えばどのボトルネックを解消できるか」という対応を整理するのに時間を使いました。

コスト最適化の分野(20%)は比率が低いのですが、私がいちばん苦戦しました。購入方式(オンデマンド・リザーブド・スポット)の使い分け、ストレージクラスの違い、データ転送でどこに課金が発生するかは業務ではあまり意識していなかったため、完全に新規の知識として入れ直す作業になりました。


6週目〜7週目:問題数を積んだが伸びなかった時期(正答率7割前後で停滞)

反省点その1:間違いノートを止めた2週間

5週目まで続けていた「間違えた理由を書く」習慣を止めた時期があります。少し飽きてきたのと、「問題数を積めば自然に伸びるはず」という思い込みが重なって、ただ問題を解き続けた2週間でした。

この期間は問題演習のサービスで新しい問題を次々と解くことだけに集中していました。1日あたりの解答数は以前の倍近くに増えていましたが、間違えた問題を深掘りしないまま次に進むループになっていました。

結果として、正答率はほとんど動きませんでした。7割前後で停滞したまま、2週間で数百問を解いたにもかかわらず、目に見える改善がありませんでした。

問題数を積むこと自体が無駄ではないのですが、「なぜ間違えたか」のフィードバックなしでは、同じパターンのミスを繰り返すだけになります。たとえば、VPCの設問で「セキュリティグループ」と「ネットワークACL」の使い分けを毎回間違えていたとして、解説を読まずに先へ進んでも同じ問題で同じミスをするだけです。この時期に使った時間は、今なら半分に削って間違いノートに戻すと思います。

⚠️ 注意点

問題数をこなすことと学習効率は別物です。間違えた理由を一度言葉にせずに次の問題に進むと、同じ観点で繰り返しミスするループから抜け出しにくくなります。私はこれに気づくまでに2週間かかりました。

正答率の動きをふりかえる

各フェーズをざっくり振り返ると次のようなイメージです。

時期 正答率の目安
1週目(演習開始直後) 5割前後
2〜3週目(分野別インプット後) 6割台
4〜5週目(インプット+演習の並行) 7割前後
6〜7週目(間違いノートを止めた時期) 7割前後で停滞
8週目以降(間違いノートを再開) 7割後半〜8割台
受験直前 8割前後

この表はあくまで私の体験の記録です。模擬試験のスコアと本番のスコアは別物であることに注意が必要です。SAAのスコアはスケールドスコアという方式で、素点の割合と一致しません。模試で8割取れていても本番でそのまま通るとは言い切れないし、逆に模試が7割台でも本番で合格ラインを超えることはあります。この点はSAAの模擬試験をどう使うかに詳しく書きました。


8週目〜10週目:間違いノートを再開して持ち直す(7割後半〜8割台)

間違いノートを再開した効果

7週目の終わりに、正答率が動かないことに気づいて間違いノートを再開しました。間違えた理由を先ほどの3分類で書き直すと、同じ分類のミスが特定の分野に集中していることが見えてきました。

私の場合はネットワーク分野の「条件の読み飛ばし」が多く、VPC周りの設問で細かい条件(どのサブネットからか、インターネットゲートウェイがあるかどうか、NATゲートウェイの向き、など)を見落としがちだとわかりました。それ以降、ネットワーク系の設問では条件の確認ステップを意識的に増やしました。

具体的には、問題を読む前に「この問題で問われているのはどの条件か」を確認してから選択肢に移る手順に変えました。条件から読むか、選択肢から読むかで判断の質が変わります。選択肢から読むと、それらしい選択肢に引っ張られてしまいます。

この時期の1日の使い方

平日の1時間は、前日の間違いノートを5分確認してから問題演習45分、最後に新たな間違いを書く10分という流れにしていました。土日の午前は、弱点分野の公式ドキュメントを確認する時間に充てました。

平日に新しい範囲を始めると中途半端で終わることが多かったので、新規のインプットは土曜朝に固めるというルールは最後まで維持しました。

弱点分野の潰し方

間違いノートを分析したあと、特に弱かったのはコスト分野のデータ転送課金でした。この部分は公式ドキュメントを読んでも抽象的でわかりにくかったため、自分でパターンを表にまとめました。

「どこからどこへデータを転送すると無料か、有料か」をケース別に一覧にしたのですが、これを作る作業自体が理解の確認になりました。自分の言葉で書き直すことで、曖昧だった部分が明確になります。この作業に2時間ほどかけましたが、それ以降この分野でミスが大幅に減りました。


反省点その2:参考書の2周目が非効率だった

なぜ2周目をやめたか

最初の計画では「参考書を2周する」つもりでした。しかし1周目が終わった段階で、最初に読んだ分野の記憶がかなり薄れていたため、2周目に入りました。

2周目を半分ほど進めたところで、気づいたことがあります。正答率への貢献が薄かったのです。2周目で読んでいる内容は、問題演習でも繰り返し問われている内容と重なっているため、すでに演習で補えている分野が多くなっていました。

参考書の2周目に使っていた時間を計算すると、10時間前後でした。この時間を問題演習と間違いノートの深掘りに使っていたほうが、正答率への効果は高かったと思います。

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参考書の2周目は精読していたのに、問題を解くと「読んだはずなのにわからない」という感覚が続きました。そこで2周目の途中で止め、参考書は「問題で間違えた箇所を調べる辞書」として使う形に切り替えました。この切り替えをしてから、時間の密度が上がった気がしています。

参考書をどう使うべきだったか

今の自分なら参考書の使い方を最初から次のように決めます。

  1. 1周目:分野ごとに通読するが、細かい仕様は覚えようとしない。「こういうサービスがある」という地図を作ることに集中する
  2. 問題演習と並行:分野別に問題を解きながら、つまずいた箇所を参考書に戻って確認する
  3. 2周目は省く:2周目の代わりに「間違いノートに出てきた箇所だけを参考書で引く」

この進め方なら参考書は1.5周で止められます。残りの時間を問題演習に使ったほうが費用対効果が高かったです。教材の選び方についてはSAAの問題集はどれを使うかに書きました。

参考書の使い方は人によって向き不向きがあり、2周することで理解が深まると感じる方もいると思います。私には合わなかったというだけで、全員に当てはまる話ではありません。自分の勉強スタイルに合わせて調整してください。


11週目〜12週目:直前の詰め

受験前日にやったこと

受験前日は、新しいことには手を出さないと決めていました。やったのは間違いノートを最初から読み直すことだけです。前日に新しい教材を開いて不安を増やすより、これまで積み上げてきたものを確認するほうが精神的に安定できました。

読み直しながら「この分野はよく整理されている」「この部分は当日も注意が必要」という感触を確認しました。前日に大きなインプットをする必要はなく、自分の状態の確認くらいに留めるのが適切だったと思っています。

前日〜当日の実務的な準備についてはSAA直前チェックリストにまとめました。持ち物や当日の時間配分など、直前に確認した内容を書いています。

本番での時間配分

2026年8月1日時点の公式情報では、SAAは65問・130分の形式です。変更の可能性があるため最新は公式でご確認ください。私は最初の1周を90分で目標にして、迷った問題にフラグを立てながら進みました。残り40分で見直しに戻り、フラグ付きの問題を再確認しました。

時間が足りなくて焦るという感覚はなかったですが、集中力の問題は実感しました。120分を超えたあたりから判断が鈍くなるため、模試でも130分通して解く練習をしておいたほうがよかったと思います。

フラグを立てた問題は15問ほどで、戻って考え直したのはそのうち半分程度でした。迷った問題の答えを変えてよかった場合もあれば、最初の判断が正しかった場合もあり、どちらが多かったとは言えない程度でした。


問題演習サービスの選び方

サービスを1つに絞った理由

複数のサービスを掛け持ちすると、問題と解説の一貫性が崩れます。Aのサービスで解説が「この条件ではXが最適」と説明していて、Bのサービスで同じ問題を違う論理で説明していると、どちらを信じるかで迷います。

私は1つのサービスを最初から最後まで使い込む方針にしていました。解説の質が自分に合っているかを最初の1週間で確認してから本格的に使い始めるのが良いと思います。

無料で試せる教材から始める

最初から有料サービスに課金する必要はないと思います。AWS公式のサンプル問題(公式試験ページからダウンロードできる)と、AWS Skill Builderの無料コンテンツを使って感触をつかんでから、有料サービスの検討に進む流れが無駄がないです。

サンプル問題は問題数が少ないですが、本番のスタイルと難易度感を把握するのに役立ちます。有料サービスに課金するタイミングは、無料教材だけでは問題数が足りないと感じた段階でよいと思います。問題集の比較についてはSAAの問題集はどれを使うかにまとめています。

実際に使った教材

私が使ったのは、市販の対策本1冊・有料の問題演習サービス1つ・AWS Skill Builderの無料コンテンツ・公式ドキュメントです。費用は合計で1万円程度に収まりました。

AWS Skill Builderには無料でも使えるコンテンツがあり、公式試験ガイドやサンプル問題にアクセスできます。試験の範囲を把握する最初のステップとして無料のものを確認するのは合理的だと感じています。有料プランも存在しますが、私が使ったのは無料範囲のみです。

問題演習のサービスは1つだけ使いました。複数のサービスを掛け持ちするよりも、1つのサービスで解説の質を確認してから使い込んだほうが、問題と解説の一貫性が保てます。複数のサービスで問題を解くと「これはどのサービスのどの解説を信じるか」で迷うことがありました。

今なら変えること

振り返ると、次の4点を変えたいと思います。

  • 参考書の2周目はやらない。その時間を問題演習と間違いノートの深掘りに使う。2周目に使った10時間は、問題演習に回すほうが効果的だった
  • 問題数だけを追う時期を作らない。1問1問のフィードバックを省略しない。2週間で数百問を解いたにもかかわらず正答率が動かなかった反省
  • ハンズオンをもっと早い段階に入れる。机上で覚えてからハンズオンと考えていましたが、早い段階で動かしてみるほうが理解が早まったと思います。特にIAMとサーバーレスは動かす前と後で理解の質が変わりました
  • 直前1週間の計画を先に立てる。いつ何をやるかが曖昧なままで直前期に入ると、不安が行動量に出て無駄な時間が増えます

学習を続けるための仕組み

3か月続けるには習慣の仕組みが必要でした。私がやっていたのは次の3つです。

日付と時間と内容を記録する

スプレッドシートに1行だけ書く形にしました。「2022-10-03 / 60分 / セキュリティ分野 問題20問 / 間違い3問」程度の粒度です。この記録があると、「先週は何時間やれたか」がすぐに確認でき、ペースの確認に使えます。

記録を続けると、勉強できている週とできていない週の差も見えてきます。忙しかった週の翌週に少し多めに確保する判断も、数字があるからこそできました。記録の粒度は「翌日に見返したときに30秒で内容がわかる」程度が続けやすいです。

毎日最低5分は開く

出張や残業で全然時間が取れない日も、問題を5問だけ解くようにしていました。5分でも続けることで、翌日以降に再開するハードルが下がります。

「今日は5問だけ」と決めると心理的なハードルが下がり、実際には5問以上解くことも多かったです。全部やらないといけないと思うより、最小単位を決めておくほうが継続しやすい印象でした。

繁忙期に2週間ほど全く開けなかった時期があり、戻ったときに正答率が落ちていることを実感しました。それ以降は「どんなに忙しくても1日5分だけ」を守ることにして、結果的に完全にゼロになる日はほとんどなくなりました。勉強時間の積み方の工夫についてはSAAを独学で進める手順にも書いています。

不合格のことを想定しておく

勉強中に「落ちたらどうしよう」という気持ちになることがありました。事前に「不合格でも再受験できる。次の計画を立てるだけ」と決めておくと、気持ちが楽になりました。再受験の際の対応についてはSAAに落ちたあとにやることに書きました。


SAAの後に向けて

SAAに合格したあと、私は2年ほど空けてSAP(プロフェッショナルレベル)を受けました。SAAとSAPの間には大きな差があり、問題の長さも考える単位も違います。SAAの勉強で培った「分野ごとの整理」や「間違いノートの習慣」はSAPでも使えましたが、対策の深さは全く違うレベルが必要でした。

SAAの次に何を目指すかは、自分の業務内容や目的によって変わります。資格の選び方・順番についてはAWS認定はどれから受けるべきかに全体像を整理しました。また、SAAをどう独学で進めるかの手順についてはSAAの独学勉強方法に書いています。

SAAがキャリアにどう効くかという観点は、私が当時から気にしていた点でもあります。AWSの資格がキャリアや転職にどう評価されるかは個人の状況によりますし、取得しただけで何かが変わる保証はどこにもありません。資格取得の動機として転職や評価を視野に入れている方は、AWS資格は転職でどう評価されるかも参考にしてください。


まとめ

  • 2022年にSAAに合格。合格ライン720を上回り、約3か月・約120時間で到達した
  • 正答率の推移:1週目5割→4〜5週目7割前後→受験直前8割台
  • 参考書の2周目は非効率。1.5周にとどめ、残りは弱点ピンポイント確認に使うほうがよかった
  • 間違いノートを止めた2週間は正答率が停滞。問題数より間違いの理由を言葉にする習慣のほうが重要
  • 間違えた理由を「用語の取り違え/条件の読み飛ばし/純粋に知らなかった」の3分類で記録すると弱点が整理しやすい
  • 教材はAWS Skill Builderの無料コンテンツを含めて1万円程度に収まった
  • 合否・必要時間には個人差があり、当サイトが合格を保証するものではありません

よくある質問

何週間で合格しましたか?

私は約3か月、週11時間ペースで進めて合格しました。最初の数週間は正答率が5割前後で、終盤になって8割台に乗ってきた感覚です。週ごとの推移は本文に書きました。

参考書は何周しましたか?

1.5周で止めました。2周目は最初から通すのをやめて、弱点分野だけに絞りました。最初から丁寧に2周する必要はなかったと反省しています。

問題集はどのサービスを使いましたか?

有料の問題演習サービスを1つと、AWS公式のサンプル問題を使いました。教材の比較は別記事にまとめています。

どんな反省点がありましたか?

間違いノートを作らずに問題数だけ積んだ2週間は、正答率がほとんど動きませんでした。数をこなすことよりも、間違えた理由を一度言葉にすることのほうが重要だったと思っています。

桑原 拓

2017年からインフラ実務、2022年に SAA、2024年に SAP 取得

事業会社の情報システム部門でインフラを担当している会社員です。社内システムのオンプレ運用から入り、いまは AWS への移行と運用設計を担当しています。AWS認定は SAA と SAP を取得済み、DVA は勉強中です。市販教材と公式ドキュメントだけで独学したので、どこでつまずくかは一通り経験しました。勤務先の都合で実名は出していません。

どういう基準で書いているか